『これならわかるネットワーク』の勉強メモ
図書館で『これならわかるネットワーク』(ブルーバックス)という本を見つけ、中古で買って読みました。
私は本を新品で買うと決めていますが、2008年に出版された本でしたので楽天にもAmazonにも中古しかありませんでした。
ブルーバックスは科学系の本がわかりやすく丁寧に書かれているので、いつも本屋でインターネットの基礎知識的な本を探しているのですが見当たりません。
やっと見つけたブルーバックスの本は10年前のものですが、IT素人の私にとっては内容は新鮮でとても勉強になる本でした。
簡単なところだけですが、内容をメモします。
◆ネットワーク
一言でいえば、点と線の集合。
インターネットは、情報交換のための通信ネットワークの一つ。
一番シンプルな通信ネットワークは、点と点が一対一でつながる糸電話。
郵便のネットワークは、郵便番号という識別子をもとに郵便物を「束ねる」→(輸送)→「振り分ける」作業になっている。
◆インターネット誕生
歴史的には、アメリカと旧ソ連の冷戦中、軍事技術として開発された。
1960年頃には既に、集中管理ではなく分散方式のノード分散という概念が広まっていた。
大学や研究機関内のみでのネットワークを一般公開し、ネットワークプロトコルができたことで発展していった。
インターネットの対になる概念で、会社や学校などある組織の内部のネットワークのことを「イントラネット」という。
どのようにパケットのやりとりするか定義したインターネットの約束ごと。
アプリケーション層、トランスポート層、ネットワーク層、リンク層、物理層の5つの階層から成り立つ。
インターネットの電話番号、郵便番号。識別子。
32ビット空間という限られたリソースしかないので、割り当てに関してはルールがあった。IPv4からIPv6への移行が検討されていた。(2008年当時)
◆DNS
ドメイン名(www.example.co.jp)⇔ IPアドレス(203.178.138.25)
パケットを転送するルータにとっては、ドメイン名よりもIPアドレスの方がルーティングには便利。DNSを利用することでIPアドレスを意識する必要がなくなった。
ほぼすべてのインターネットアプリケーションがDNSを利用。
とりあえず簡単なところだけメモましたが、もっと深い仕組みの話も書かれています。
以下、この本を読んで思ったことをまとめます。
・ブロックチェーンを知るためにはインターネットの仕組みを理解しなければならないということ
・インターネット発展の歴史はブロックチェーン発展にも通ずるものがあるということ
例えば、会社や学校などの組織内だけのネットワークである「イントラネット」について書かれていました。
これは「インターネットとイントラネット」と「パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーン」と同じ構図のように見えます。
となると、プライベートブロックチェーンの行く末というのも見えているのではないかと感じました。
ネットワークの仕組みを知って、まだまだ知識が足りないことを自覚したので、もっと勉強しなければいけないと感じました。
用語集はこちらの記事にしました。