インターネットの仕組みがわかりやすく書かれた本『メールはなぜ届くのか』メモ①
( ※IT初心者用の記事です。)
IT素人の僕がブロックチェーンを学ぶにあたり、インターネットの仕組みから理解したいので、現在プログラミングと並行で勉強をしています。
以前の記事で『これならわかるネットワーク』(2008)という本のまとめをしました。
今回も草野真一さんの『メールはなぜ届くのか』(2014)から学ぼうと思っています。
内容のレベルは、今回の本の方がさらにわかりやすく書かれているので僕のようなIT素人でも充分理解できました。
内容を整理します。
◆0と1のデジタルデータ
コンピュータは0と1のデジタルデータで通信しているというのは多くの方が知っていると思います。
0と1は電気のオンオフにあてはめることができるので、コンピュータで処理をして伝達をおこなっています。
こんな感じのデータです。
0011010011010110101011100110101111・・・・・
データを構成する1が一つ欠けたり、数値が一つ間違っていても正しく表示されません。
当然、メールも0と1のデータでやり取りされます。
◆プロトコルの重要性
インターネットについて勉強していると、「プロトコル」という用語がたくさん出てきます。意味は「取り決め」です。
インターネットは通信をするための多くのプロトコルによって成り立っています。
本で書かれていた例を紹介します。
例えば、Aさんは画像のデータをBさんに送りたいと思っています。
しかし、Bさんに送られたデータを表示してみると意味不明な文字の連続ということが起こりました。
これはプロトコルがはっきりしていないから起こった事象です。
つまり、画像なら画像のプロトコル、メールならメールのプロトコルに沿った通信をしなければならなかったのです。
プロトコルがないとインターネットにおける秩序が保たれないということがわかる話でした。
インターネットの歴史で、プロトコルを定めたすべての方々に敬意を表します。
◆インターネットとウェブの違い
僕を含むITに詳しくない一般人は、インターネットとウェブの違いを詳しく理解していないように思います。
「インターネットで買い物をする」、「インターネットで調べ物をする」と多くの人は言っているけれど、正確にはインターネットというよりは「ウェブ」だということを知りました。
まず、「インターネット」とは、コンピュータ同士のつながりであり、世界サイズのコンピュータネットワークです。
なので、インターネットは道路とか線路とかのようなインフラを指す言葉だということです。
それに対して「ウェブ」は、インターネットの応用技術の一つです。
インターネットという基盤(インフラ)があることよって、ウェブページのデジタルデータのやりとりができます。
ウェブページのデータをやりとりするためのプロトコルが「HTTP」です。
「http://www.~」という表示は誰もが見たことがあると思います。
「HTTP」は、ウェブページ同士リンクができる仕組みを支えています。
つまり、
ワールドワイドウェブ(WWW)とは「ウェブページ同士のつながり」。
インターネットとは「コンピュータ同士のつながり」。
であると言えます。
僕達は楽天やAmazonのウェブページ上で買い物をしていることを意識しました。
「インターネット」という用語で伝わる世の中ですが、今後は用語の意味を正しく理解した上で使っていこうと思いました。
まだまだインターネットの仕組みには触れていないので、また別の記事に書きたいと思います。